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売上と原価の対応について
No.1117

売上と原価の対応について

お名前:トモマサ カテゴリー:法人税 知恵袋 質問日:2012年11月22日
当社は腰掛を開発製造しております。
例えばでお話させていただきますが、10年で100個製造することとします。
開発コストが100円で10年で案分して負担することにしていました。
しかし、5年後、ラスト1年の10個の製造はしないことになりました。
腰掛100個を製造するために、開発コスト100円生じているため、先方の都合でラスト1年の10個を製造しないことになりましたので、開発コスト10個分に相当する10円を先方に負担してもらうことになりました。
残り4年で支払っていただくことになっています。
ここで問題になるのは、開発コストの取り扱いです。
開発コスト100円を10年で案分しておりましたが、9年と考えて修正申告を行うか、残り4年で開発コストを回収できるので、それに対応させて開発コスト10円を案分するかのどちらかになると思いますが、どちらが処理として正しいでしょうか。
その他の案があればご教示ください。
よろしくお願いいたします。





No.1 回答者:小林慶久 税理士 回答日:2012年11月22日
トモマサさん、税理士の小林慶久です。宜しく御願いします。
 御社に関する当初の製造計画に伴う製品開発についての総コストが100円だとして、5年間経過したことにより、過年度において適正な期間損益計算に基づく償却計算が行われていることを前提にすると、現在の未償却残高は半分の50円になろうかと推察致します。仰られるように、ビジネスパートナーの都合で生じた本来の予定である完成品製作数に対しての変更であるならば、御社で修正申告を行う必要はないと考える次第です。便宜的に開発の効果の及ぶ期間がそれ以後4年間とすると、従来の10年間で10円づつの償却とは変化が生じ、先程申し上げた50円を理論上は均等額である12.5円で4年間償却を行えば良いと思いますので、仕訳で表すと下記のようになります。

(借方)開発費償却  12.5円   (貸方)開発費  12.5円

 そして、おそらくは契約等に拠る製品の共同開発の相手方に負担してもらうことが決まった総額10円の開発コストについては、4年間のおそらく分割払いになるのではないかと思われますが、仮に年度で等分に按分されなかったとしても入金の時点で雑収入として計上されれば良いのではないでしょうか。上記と同様、机上においては均等に2.25円づつ支払ってもらうと仮定し、想定される仕訳を以下に示します。

(借方)現預金     2.25円  (貸方)雑収入   2.25円

注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。

回答者 千葉県市川市の小林慶久税理士事務所
この回答は  (役にたった/0件)

No.2 回答者:西山元章 税理士 回答日:2012年11月22日
トモマサさん、公認会計士・税理士の西山元章とm法します。
よろしくお願いいたします。

おおよそ前の先生の仰せのとおりかと思います。
すなわち、中止の経緯から勘案すると、修正申告の必要はないでしょう。
また、収益と費用との対応関係からすると、今後の4年については、開発費の未償却分と今後得られる収益について毎年、対応させることが理論的でしょう。

注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。

回答者 大阪府大阪市北区の公認会計士・税理士西山元章事務所
この回答は  (役にたった/0件)



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