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No.1408 | 個人年金の受け取り方法の違い |
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お名前:かなっぺ | カテゴリー:所得税 知恵袋 | 質問日:2013年7月3日 |
専業主婦の32歳です。 結婚前に10年満期の外貨建て本人受け取りの個人年金を契約(必要経費1,998,350円)しました。 来月に満期(23,801㌦)が来るのですが、 ・年金受取(5年確定年金 4,807㌦)で所得税+住民税 ・一括受取(23,801㌦)で一時所得+住民税 はどちらがお得なのでしょうか? 他の収入は株売買による利益15万前後です。 また、1ドルは100円で換算してアドバイスをくだされば光栄です。 |
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No.1 | 回答者:小林慶久 税理士 | 回答日:2013年7月3日 | |
かなっぺさん、税理士の小林慶久です。宜しく御願いします。 御質問の個人年金について、来月満期が到来されるということで、収入全体は23,801ドル ×100円(1ドルの円換算額)=2,380,100円ですね。それから必要経費の1,998,350円を差し引けば381,750円になります。一時所得については、制度上50万円の特別控除が認められるため、所得金額はゼロとなるのです。ゆえにそれに対する所得税並びに住民税の負担は一切生じません。 もっとも分割で受け取られても、それに要する5年間でのそれぞれ1年あたりの所得は81,030円と算出されるため、株売買での所得に付き貴女が仰られるように、それが15万円前後で収まるのであれば、両者を合算しても基礎控除の38万円の枠を超えないため、こちらにつきましても所得に対する税額は生じません。しかしながら税金面に注目し、件の年金に付き分割での受け取りを想定したとして、この先5年内㈱の売却益がおそらくは御主人の扶養の判定にも影響を及ぼしてしまう可能性の有る約30万円程度を超過してしまう可能性があるなら、それと合わせて申告の手間を鑑(かんが)み、本年度で年金を一括して受給された方が宜しいかと思います。あるいは前文の懸念が皆無だとするのなら、そもそもの受取金額について、1ドルあたりの円換算額が100円の設定で、一括であれば上述の23,801,000円、5年間の分割の場合は4,807ドル×5年間×100円=24,035,000円と前者に比べ、23,400円ばかり割高になるので、為替の基調がここ5年の間、現在より円高には動かないという条件付きで、分割での受取りを選択為(な)さった方が最終的に受け取れる金額自体が増えるということでは、かなっぺさんにおかれましてメリットを享受出来るのかもしれません。 注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。 |
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回答者 | 千葉県市川市の小林慶久税理士事務所 | ||
税理士への相談は、基本的に、各税理士の報酬規程に沿って「有料」だとお考え下さい。詳しくは税理士本人にお問い合わせ願います(この場合、回答者のみにお問い合わせをお願いします)。
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