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年末調整時の控除ミスについて
No.2401

年末調整時の控除ミスについて

お名前:ココツキ カテゴリー:所得税 知恵袋 質問日:2016年1月13日
昨年、所属変更により労務担当になり今勉強中の身です。
2015年度の年末調整の処理をしたのですが、そこで提出されてきた書類に疑問を感じ、税務署に確認すると控除対象ではないとの事でした。過去の分を遡って調べると4年間もの間、間違った処理をしていました。税務署に相談すると過去4年分の過控除分、40万弱を返納してくださいとの事でした。
とりあえず会社で立て替えて返納しましたが、本人さんに返納を求めると、それは会社側のミスではないか、こちらは会社に処理を任せている、全額(延滞金含め)自分が支払うのは納得がいかない。誠意を見せろと言います。上司は全額本人からの返納を求めています。私としては延滞金くらいは会社で負担し、過控除分はやはり本人さんに返してもらわないといけないのではないか。と思います。
こういう場合はどうするべきなのでしょうか?

ちなみにミスの内容ですが社員さんの奥様名義の住宅借入金特別控除を処理していました。社員さん本人の分はありません。奥様が会社を辞めた後、扶養に入ったので提出してきたようです。当時の担当者が税扶養に入っているからと処理し、以後は担当者が変わっても前年度も処理しているから…とそのまま処理していたみたいです。
今は当時の担当者はもちろん、前年の担当者も異動になりいません。
社員900人分、4人でチェックしています。だからと言ってミスが許される訳ではないのですが。。。



No.1 回答者:川崎晴一郎 税理士 回答日:2016年1月14日
ご回答いたします。

法律専門家でないのでズバッと法的根拠でどうすべき!という感じの回答にできませんが、仰る通り本人が負担すべきものですので、本人が返還するものかと思われます。

しかし、道義的には会社の義務である作業を会社のミスにより誤って還付してわけですから、それを過去に遡って積み重なった分を全額返済となると本人の立場からすれば納得しがたい部分があるのも否めません。

この手の話は話し合いにより妥結点を見出す内容かと思います(分割返済とか、会社が一部負担するとか含め)。
また、法律専門家にご相談していただければと思います。

ご参考まで失礼いたします。

注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。

回答者 東京都港区のKMS経営会計事務所
この回答は  (役にたった/1件)

No.2 回答者:國村武弘 税理士 回答日:2016年1月14日
源泉所得税については、徴収不足があったとしてもやはり本人が直接負担すべきものであり、今後の給与から控除するというのが原則的な取り扱いです。

しかし、今までの徴収額が不足していたことにより過払いになっていたとはいえ、一度に多額の負担が生じては従業員も納得しないでしょうから、無理のない範囲で分割で徴収していくのが現実的な方法ではないでしょうか。
会社の責任であるとして従業員に請求しない(一部にせよ全額にせよ)という方法もあろうかとは思いますが、
その場合は請求をしなかった金額が給与であるとして新たに課税されることになります。

なお、延滞税につきましてはそもそも納税義務者は会社であり、従業員に請求をするのは正しくありません。
従業員の方が納得されない原因が延滞税のみであれば、正しく会社負担とすることで解決するかと思います。

注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。

回答者 東京都目黒区の國村税理士事務所
この回答は  (役にたった/3件)



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