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No.338 | 税務上の偶発債務の問題 |
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お名前:カルノ | カテゴリー:法人税 知恵袋 | 質問日:2010年1月12日 |
会社を買収あるいは合併する際になぜ税務上の問題は将来偶発債務の問題が厄介でしょうか。 |
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No.1 | 回答者:福田和博 税理士 | 回答日:2010年1月12日 | |
はじめまして 会計士の福田と申します。 会社を買収、合併するに際しての被合併会社、被買収会社(株の買い取りによる場合)に存在する税務上のリスクのことをおっしゃっているものと考えてお答えいたします。 被合併会社等は合併等の前に存在している債務を引き継ぎます。これは被合併会社等の債権債務を包括的に承継するためです。その場合、帳面上に現れているものは当然引き継ぐとして、簿外になっているものも引き継ぐことになります。 そのため当該被合併会社等の税務上の問題が表面化していない場合、将来、想定していなかった税務上の負担が生じる可能性があります。 通常はデューデリジェンスといいまして合併等を実行する前に当該会社を徹底的に調査して、リスクの洗い出しを行います。 何ら調査をしないで合併等を実行されることはないと思いますが、調査等をしない場合はリスクはかなり高くなります。 なお、リスクを回避するため、新規会社設立、事業譲渡等の手法を使うことがあります。 注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。 |
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回答者 | 大阪府大阪市中央区の福田和博税理士事務所 | ||
No.2 | 回答者:平野健治 税理士 | 回答日:2010年1月12日 | |
大阪市で会計士をしている平野です。 将来偶発債務が具体的に何を意味しているかはわかりませんが、会社買収、合併の際に税務上の問題として留意すべきなのは下記のような点です。 会社買収、合併以前の申告書内容が適切でないことから、会社買収、合併実施後に税務調査で更正されてしまうことがあります。更正された場合、当然、会計上はそれにより発生する追加税金費用を見積り計上していないため、その会計上の評価額が修正されます。 結果として、会社買収時、合併時の会社評価額(実際の取引価額)を下回ってしまい、損をします。 また、これで終わればよいのですが、実際の価額より高い価額で会社を購入したような場合については、差額分について寄附金認識課税されることも考えられます。 よって、会社買収時、合併時にはデューデリジェンスを実施し、会計上だけでなく、税務上も調査しておくことをお勧めします。 また、組織再編税制は特別の規定が多いので事前にどのような規制があるか確認することもお勧めします。 注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。 |
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回答者 | 大阪府大阪市西成区の平野公認会計士・税理士事務所 | ||
税理士への相談は、基本的に、各税理士の報酬規程に沿って「有料」だとお考え下さい。詳しくは税理士本人にお問い合わせ願います(この場合、回答者のみにお問い合わせをお願いします)。
『https://www.zeitan.net/chiebukuro/法人税/No338 のご回答から追加でお話を伺いたいのですが、相談料はどのように考えればよろしいでしょうか』 と、税理士に配慮した丁寧なお尋ねをしていただければ、きっとリーズナブルな対応をしてくれると思います(追加で無料回答を行ってくれる場合もあるかもしれません)。