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給与の年棒制と決算賞与
No.2079

給与の年棒制と決算賞与

お名前:深田 カテゴリー:所得税 知恵袋 質問日:2014年12月10日
兄弟で雑貨店を運営する個人事業で青色申告です。兄弟はそれぞれ家庭を持ち別々に生活しています。兄である私が事業主で、弟に毎月給料と夏冬に年2回賞与を支給しています。今期は私が設計した文房具の売れ行きが好調で、事業所得が大きく増える予想です。いろいろ節税対策を考えていくつか実行していますが、プロ野球選手からの思いつきで、弟に払う給料の年棒制を考えていますが問題がないかどうかご検討をお願いします。私が考える年棒制等は下記のとおりです。
①12月15日に賞与100万円、25日に給与40万円支払予定ですが、年末に来年1年分680万円を年棒として支払い、経費で計上したいですが可能ですか?そもそも年棒制で給料を払うことに問題はありますか?
②もし年末の年棒支払が経費に落ちなければ、15日に賞与100万円、25日に給与40万円、年末に決算賞与680万円の支払い時は経費として計上できますか?
③その他何か良い方法があればご指導ください。
弟は毎日深夜まで献身的に働いてくれているのでもっと早く給料を上げればよかったのですが、これで良いといいますのでそのままとなっています。来年は給料を上げたいと思いますが、好調も一時的かもしれませんので慎重にしたいとも思います。よろしくお願いいたします。



No.1 回答者:大西信彦 税理士 回答日:2014年12月12日
お尋ねの件です。

①は来年の年俸680万円を年末に支払うということで、今年の必要経費にならないでしょう。
処理としては前払金として処理すべきでしょう。
ただ、年俸制にするか月給制にするかは深田様の選択によることで問題ありません。
②680万円という金額に若干、引っかかるところがありますが、それに見合う利益を算出しており、今年の業績の好調が弟さんの努力によるところ大であるとか、また、他に従業員の方がおればその人たちとのバランス等を考えて、妥当であるのならば今年の必要経費として処理できると考えます。
③年末ぎりぎりまで、業績がはっきりしなかったのでしょうか。毎月ある程度、利益がいくら出るかを補足できれば、夏季の賞与、冬季の賞与等で金額を調整できると思われます。
できる限りタイムリーに月次利益を把握することにより、必要な備品購入を前倒しで購入したり、修理工事を早期に行ったりして、合理的に物品購入や役務提供を調整して、経費の計上をある程度コントロールできます。

以上、ご参考願います。


注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。

回答者 大阪府大阪市北区の大西公認会計士事務所
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