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No.898 | 仕入と売上の計上時期について |
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お名前:yamato | カテゴリー:法人税 知恵袋 | 質問日:2012年2月18日 |
庭石の販売業者です。 庭石は重いので、仕入業者から販売先であるお客様に直接運び込む場合があります。この場合の仕入と売上はどの時点になるのか教えていただきたいです。 取引順序は下記のとおりとなります。 ①お客様から注文が入る。②該当物件があるか仕入業者に確認し、あれば写真を送付してもらう。③お客様に写真を送り、購入する意思があれば仕入業者に取置きしてもらう。④仕入業者に支払い、請求書領収証を発行してもらう。⑤仕入業者から直接、お客様に運び込んでもらう。⑥お客様から代金を振込んでもらい、請求書領収証を発行する。(④⑤⑥は順序はケ-スバイケ-スである。)宜しくお願いします。 |
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No.1 | 回答者:西山元章 税理士 | 回答日:2012年2月19日 | |
yamatoさん 公認会計士・税理士の西山元章と申します。 よろしくお願いいたします。 お尋ねの「仕入業者から販売先であるお客様に直接運び込む場合」は、いわゆる直送取引といって、yamatoさんのような販売業者を通さずに、顧客に運ばれるため、収益の認識が遅れがちになります。税務調査においても、売上計上の遅れを指摘されることが散見されます。 直送取引は、(顧客への)売上と(仕入業者からの)仕入を同時計上しますが、そのタイミングが問題となります。 実務的には、検収基準として、「⑤仕入業者から直接お客様に運んでもらう」時点で、お客様に承認印(庭石を運んでもらって据付を確認)をいただいた納品書等を、仕入業者から送付してもらった時(承認をいただいた月日)に、継続的に、売上と仕入を同時に計上するのがよろしいかと思います。 しかしながら、上記④~⑥の順序がバラバラになるということですから、⑤の時点で売上を計上するとして、 ⑤より④が早ければ…④の時点で仕入を計上 (⑤が来るまでは在庫;仕入業者には⑤にならないと支払わないほうが管理上望ましい) ⑤より⑥が早ければ…⑥の時点で前受金を計上 仕入業者に代金を支払った時点で「仕入」、お客様から代金をいただいた時点で「売上」を計上する方法(現金主義)は、期中では簡易的に認められるかもしれません(毎月の損益を把握するには不適切)が、期末には上記のような調整が必要です。 注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。 |
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回答者 | 大阪府大阪市北区の公認会計士・税理士西山元章事務所 | ||
No.2 | 回答者:鈴木規之 税理士 | 回答日:2012年2月19日 | |
yamatoさん、こんにちは。 売上の計上基準は、難しい問題ですが、一度決めてそれを踏襲し続ければ 問題はありません。売ります買いますから見れば、施主さんが意思を庭に設置 して了解した時点が最も合理的な基準に思われます。 参考にしてください。 注) この回答は回答日時現在の各種法令、規則等に従い行われております。その後の法改正等に関するフォローについてはこの回答上では行っておりません。なお、この回答は回答者の経験、知識等に基づき行われておりますが、あくまでサービスの範疇にすぎず、最終的な責任について負うものではない点ご留意ください。 |
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回答者 | 静岡県静岡市清水区の鈴木規之税理士事務所 | ||
税理士への相談は、基本的に、各税理士の報酬規程に沿って「有料」だとお考え下さい。詳しくは税理士本人にお問い合わせ願います(この場合、回答者のみにお問い合わせをお願いします)。
『https://www.zeitan.net/chiebukuro/法人税/No898 のご回答から追加でお話を伺いたいのですが、相談料はどのように考えればよろしいでしょうか』 と、税理士に配慮した丁寧なお尋ねをしていただければ、きっとリーズナブルな対応をしてくれると思います(追加で無料回答を行ってくれる場合もあるかもしれません)。